フレンチブルドッグ、パグ、ブルドッグはお肌が敏感でデリケートな子が多いです。着ていてストレスにならない生地選びはandCharlieで最も重要視しています。
実際生地を手に取って触り、肌へ触れた感じを確かめます。肌ざわりが問題ないことを確かめ、つくりたいデザインに合った生地を絞っていきます。
自身の経験
私は腕に触覚過敏があります。
年中腕まくりをして過ごし部屋着は年中半袖です。チクチクしたり、ピリピリしたり、不快な感覚が出てしまいます。素材の肌ざわりは日常生活を快適にストレスなく過ごす大切な要素であると、日々痛感しています。
デザインを気に入り購入したけど着ない(着れない)服があります。私の場合は腕まくりをしたらどうにか対処できますが、腕まくりしなくても問題ない服を、デザインより優先して着ている現実があります。
この自身の経験から、着用時にストレスがない事・着心地であることを前提としてお洋服つくりをしています。お肌にやさしい生地である事が土台としてあります。
が!
ストレスがない事・着心地だけではない、可愛い服を作りたい。
他にはないandCharlieだけのデザイン性や可愛い服を作りたいのです。ここを話し出すと止まらなくなるのでまた別の機会に書こうと思います。
生地選びで大切にしていること
以下はごく一部ですがandChalireが生地選びの際に重要視しているポイントです。
- 肌ざわり
- 素材
- 伸縮性
- 機能性
- 取り扱いやすさ(洗濯・土汚れの落としやすさ)
あとは長年その道に携わっているプロに相談します。長年現場にいる方だからこその"感覚"や"経験"。調べてでてくる情報では知りえない知識があります。
『私はこういう理由でAがいいと思いますが、〇〇さんはどれがいいと思いますか?』とよく聞きます。そうすると違った一面を知る事があります。やはりこれで間違いないと確信に繋がる場合も、使用予定の生地の短所を知り急遽変更する時もあります。
全て当てはまる?
生地選びで大切にしているポイントをあげましたが、残念ながら全てをクリアする生地はありません。
綿100%で伸縮性があり、頑丈で柔らかで汚れが落ちやすく…
そんな生地はないため『このお洋服はどんなシーンで着てくれるのだろうか?』と想像して、そのシーンごとに生地の優先ポイントを変えています。
例えばスモックやフリルのような締め付けがなく着脱しやすい服はリラックスできる部屋着として着てくれる子が多いのかなと想像し、通気性の良いコットン100%の素材を選びます。
マウンテンパーカーはアウトドアや、雨天時に使ってくれる子が多いだろうから、撥水、軽さ、汚れの落としやすさ等の機能性の素材を優先します。
どこで着てもストレスがかからない着心地を重視して製作しているので、ゴロゴロ転がり走り回るお散歩でスモックやフリルを着ても問題ないです!
そして素材であっても『チクチクやムズムズしないこと』は大前提です。
素材別のアレルギー
『うちの子は化学繊維アレルギーなのでコットン100%の服を探しています』
とご連絡をいただくことがあります。andCharlieは商品詳細に使用している素材を載せているので、素材別でアレルギーがある場合は商品詳細を確認したり、お気軽にお問い合わせください。
万能な生地はないけれど・・・
お肌が強くなく、活発で良く動き、ゴロゴロと背中から転がり回り、暑さや湿度に注意が必要なフレンチブルドッグ、パグ、ブルドッグにぴったりな万能生地はありません。
- お肌が強くなく→天然素材
- 活発で良く動き→伸縮性・
- ゴロゴロと背中から転がり回り→土や泥汚れが綺麗に落ちる
- 暑さに注意→接触冷感
- 湿度に注意→蒸れやべたつきを抑える
上記を全てカバーできる万能な生地はないけれど代用できる生地はあります。
例をあげると、andCharlieのフリルカラー(つけ襟)です。ふんわりとした柔らかな質感で繊細な透けがありますが、化繊素材ではなくコットン100%です。
洗濯後そのままアイロンをかける事ができます。繰り返し使ってもアイロンで元のふんわり感を再現できます。
「アイロンはめんどくさい・・・」
そう思ったあなた!ご購入いただいたお客様のお写真を拝見すると、クッシュとした状態でつけている姿も拝見します。所謂"シャツについたシワ"ではなく、素材の特性もありクシュっとするので可愛かったです。
好みや使用するシーンにより、アイロンでピシッとさせるか、クシュっと使うか分けるのもありかと思います。
まとめ
フレンチブルドッグ、パグ、ブルドッグは一般的にお肌が強くなく、痒み対策必須な子達が多いです。
アレルギーや痒みの原因は、例えば身に付けるものひとつとっても様々です。
- 素材ではなくあくまで接触性による
- 化繊素材全てNG
- 一部の化繊のみ
- その他
接触性による痒みも動物も人もそれぞれですが、それでも私は自分自身で何度も触感を確認し『チクチクやムズムズしない』生地である事を土台とした、お肌にやさしい服をこれからもつくり続けていきたいと思います。